読書記録

読んだ本など

友人と会った

卒業してから忙しく、転居し、環境も異なり、自然とメールもなくなり、年賀状と数年越しの手紙のやりとりのみ。

メールよりも手紙の方が最後に人をつなぐかもしれない。返事が来る人にはメールできるが、返事が来ない人にも手紙は出せる。

おたがい転居を繰り返しても、転送を経て手元に届いた。お互いどこでどんな風に暮らしてるかわからないから、なんとなく言いっ放しの手紙。

 

後思春期のひりひりする時間、手紙だけの期間、長い時間を包んでいる。ふたりとも少しは表面は変わったけど、ほとんどの部分は変わらない。昔薦められた本は相変わらず読んでいないけど、いつか読むのを待っている気がする。友人が好きだった哲学者や詩人や文学者の名前は覚えていて、たまにどこかで見かけると友人が語った言葉からつくられたイメージが浮かぶ。シベリアの、孤高の、厳しい、硬く強い、星のような。

その島のひとたちは、ひとの話をきかない

SNSで、いいねをもらうとほっとするときがある。道端であったかい食べ物をもらうみたいな感じ。

現実の知り合い同士でつながっている。好きなものを通したグループだけど出入り自由で、ゆるいつながり。私は転居を繰り返すので、遠い土地から眺めている。自分の日常からは離れた場所から、事情を知らない人から、いいねと言ってもらえると気持ちが緩む。遠いことは、近いことと同じくらい必要だ。人柄はよく知っているけど、その背景はほとんど知らない。特に知らなくてもいいかなと思う。目の前で共有する時間が大事。

「その島のひとたちは、ひとの話をきかない」をちょっと思い出す。基底に信頼だけがあって、あとは何も縛らない、ゆるい紐帯はこういう心地よさかもしれないと思う。

 

この本は読了。

 

 

 

断片的なものの社会学

何の本かよくわからずに読んだ。読んでもよくわからない。目的を設定していない感じがほっとする。本来、自分が感じて生きている世界は断片的で、それに近い。

インタビューする仕事はいいなあと、ちょっとうらやましい。ライフストーリーは、因果関係や原因や分析にはうまくはまらない。はまらないものをはめようとすると無理が生じる。そのまま受け取ることが一番いい。

 

半分くらい読んだ。読みたいときに残りを読む。

Born to run

ランニングで足を痛めたけど、どうしても走りたい!というアメリカ人が、幻のランナー民族を探して秘境に分け入っていく話。

半分くらい読んだ。

 

秘境の話、とてもおもしろかった。チアシードが出てきて興奮。見た目が苦手で手に取らなかったけど、タラウマラ族が食べるなら!と思って買った。

 

途中からランニングの大会の話になったので、読むスピードが落ちている。

読みきれない

大人になってから、複数の本を並行して読む癖がついた。

4冊くらいちょっとずつ読むと、1冊目の内容を忘れる。5冊目を手に取ると2冊目を忘れていく。

 

読み終えてから…と思うと何も書けないので、読みさしの本を記録していきたい。